インド占星術&ダキニオラクルカード

インド占星術とダキニオラクルカードを説明しています。

牡羊座の象意

さて、牡羊座の象意を「陰陽」「活動性」「エレメント」の観点から

まとめてみたいと思います。

 

「陰陽」の分類では「陽」

「活動性」の分類では「活動」

「エレメント」の分類では「火」

「支配星」は「火星」となります。

 

ということになります。

 

このようなことからこの牡羊座

 

フロンティア精神をもったチャレンジ精神旺盛で人を引っ張っていく力のある

といった意味がでてきます。

 

長所は活動的で大胆、エネリギッシュで行動も機敏です。

短所は衝動的なところもあり攻撃的な要素もあります。

 

牡羊座にラグナや太陽、月そして惑星集中などがある場合は

このような要素があると考えて良いでしょう。

 

英語で表現してみると牡羊座は「I am」となります。

 

 

星座のエレメント

星座にはそれぞれエレメントによる分類があります。

エレメントは4つに分類できます。

火・地・風・水です。

特に火と風は陽の星座(男性星座)、地と水は陰の星座(女性星座)であります。

 

火のエレメント・・・牡羊座、獅子座、射手座

火は外にエネルギーを与えるので、他者への影響力があります。

創造的で行動力があり、自立心があります。

ただ、野心的で無神経なところもあります。

 

地・・・牡牛座、乙女座、山羊座

地は現実的にきちっと安定するという意味があります。

我慢強く、厳格で信頼もできます。

ただ、安定化させることに行き過ぎると過度に慎重すぎて保守的になります。

 

風・・・双子座、天秤座、水瓶座

風はコミュニケーションを表します。知的で話好きです。

ただその反面、地に足がつかずフラフラとした非現実的な感じにもなります。

風の要素は現実的に地に足をつける地の要素のエネルギーが必要であります。

 

水・・・蟹座、蠍座魚座

水はとても感受性豊かな要素であり、他者と共感することのできるエレメントであります。直感的で感情的です。スピリチュアルな人にはこのエレメントの影響が強い傾向があります。感情移入ができてしまうので内向的で不安になりやすくなります。

 

4つのエレメントの分類も含めた図です。

ここらへんは覚えておきましょう。

 

 

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星座の活動性について

インド占星術では星座の活動性として3つに分類できます。

 

活動・・・牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座

固着・・・牡牛座、獅子座、蠍座水瓶座

柔軟・・・双子座、乙女座、射手座、魚座

 

活動星座はエネルギーを発生させます。ものごとを始めるときは総じて多くのエネルギーを発生させなければなりません。活動の星座に影響のあるホロスコープの人は何かを始めることが人生の意味としてあるかもしれません。

長所・・・行動力があり、チャレンジ精神、先頭に立つ、生み出す力がある。

短所・・・強引、やりすぎる、なかなか終わらない。

 

固着星座はエネルギーを安定させようとします。多くのエネルギーが発生したらエネルギーを維持させる必要があります。固着星座に影響のあるホロスコープの人は地に足をつけてしっかりと人生を歩んでいく傾向があるといえます。

長所・・・安定化させる、力強い、持続的で根気がある。

短所・・・柔軟性がなく変化を嫌がる、頑固、過保護。

 

柔軟星座はエネルギーを変換させようとします。エネルギーが安定化してきたらそのエネルギーをいろいろな方向へと変換させていこうとします。柔軟星座に影響のあるホロスコープの人はいろいろなことに柔軟に対応できる適応能力があるといえます。

長所・・・適応能力がある。調整役。融通がきく。

短所・・・気まぐれで一貫性がない。優柔不断。心配性。

 

先ほどの、陰陽の分類と活動性の分類をまとめた図です。

 

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星座の陰陽について

インド占星術の星座はそれぞれ「陽」(男性)のエネルギーの星座と

「陰」(女性)のエネルギーの星座に2つに分類できます。

 

「陽」(男性星座)と「陰」(女性星座)はそれぞれ以下のような意味があります。

 

陽(男性星座)・・・外向的、活動的、男性的、積極的、リーダー的、論理的

陰(女性星座)・・・内向的、受動的、女性的、消極的、従順的、直感的

 

図にすると以下のようになります。

 

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インド占星術の星座の概要

インド占星術では12の星座を使います。

牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、

山羊座水瓶座魚座です。

 

それぞれの星座は30度と決められています。実際の天体の星座はピッタリ30度ではないのですが、インド占星術では30度として取り扱います。

したがって、"座" ではなく"サイン" とか "宮" とか呼びこともあります。

"乙女サイン" とか "牡羊宮" などなど。

 

特に南インド方式では以下のように星座を固定していますのでこの図は

覚えておきましょう。

北インド方式については解説しません。)

 

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インド占星術 ダキニオラクルカードについて

さて、私たちはこれからインド占星術を学んでいくのですが、インド占星術とはどのような考えた方からきているのでしょうか。それはまず、インド占星術では人生は星々の影響を受けていると考えています。中には占星術なんて信じないという方も多いですが、宇宙には数えきれないほどの惑星がありそれぞれ重力もあり、それぞれ影響しあっているのも事実です。そのように考えますと人生全てにとまでは言いませんが星々の影響が全くないと考えるほうが無理があるのではないでしょうか。多少の影響があると考えても不思議ではありません。

 

インド占星術はカルマの法則を読み解く「学問」です。

 

カルマは人生全般にいろいろな影響を及ぼします。カルマが障害になって前に進めないということもあります。しかし、カルマは忌み嫌うものではありません。人生におけるカルマを受け入れ、それを学びとして、次の人生へとつなげる。インド占星術はそのカルマを読み解き、運命を受け入れ、奥深い意識を理解し、カルマを解消させてより輝かしい人生を送るにはと自分自身に問いかけるきっかけとなる学問ではないかと考えています。 占星術はその人の全般的な学びの図を表すものでそれぞれが完璧です。

 

インド占星術を学び、幸せな人生を送るための実践としての道具となれば幸いです。

 

また、インド占星術は全般的な人生の縮図をみていくには得意ですがその瞬間の状況をみることにはやや苦手な感じのところもあります。補足としてオラクルメッセージとしてダキニオラクルカードの説明も掲載しておきました。

 

さあ、インド占星術の扉を開きましょう!!